シングルマザーが受けられる手当や補助
シングルマザーの経済状況は【大変厳しい方が多い】というのが現状のようです。
全国母子世帯等調査(厚生労働省)によると、
母子家庭の平均年収は約223万円。
全世帯の平均所得が約545万円なので、約2分の1の数字です。
また、生活保護を受給している方が約1割だそうです。

国や自治体は私たちシングルマザーを支援する様々な手当を設けてくれています。
ただ
【自分から申請しないと貰えない】
ものがほとんどなので、
しっかり申請して上手に利用しましょう。
目次
シングルマザーへの支援制度。手当や助成金
・児童扶養手当
・児童育成手当
・特別児童扶養手当
・住宅手当
・医療費助成制度
・遺族年金

児童手当
児童手当とは、国内在住の0歳から中学校卒業までの児童を療育する方に支給される手当のことです。
以前は「子ども手当」とも呼ばれていました。
こちらはひとり親家庭でなくても貰うことが出来ます。
●3歳未満・・・15,000円
●3歳~小学校終了前・・・10,000円(第1子、第2子) 15,000円(第3子)
●中学生・・・10,000円
※所得制限があり、それを越えた場合は月額5,000円となります。
お子様が生まれたり、他の市町村から転入した時は「認定請求書」の申請が必要です。
児童扶養手当
ひとり親家庭の、18歳に到達して最初の3月31日までの間にある児童が対象です。
■貰える金額(2020年8月現在)
1度申請した後も、毎年8月に児童扶養手当現況届というものが必要になります。
児童育成手当
児童育成手当とは自治体が設けている制度で、条件を満たせば
児童扶養手当とは別に支給されます。
対象は18歳未満の子供がいるひとり親家庭ですが、
所得制限等の条件は自治体によって異なります。

残念ながら私の自治体には児童育成手当が無かったです(´;ω;`)
東京では13,000円くらい貰えるようです。
特別児童扶養手当
特別児童扶養手当とは、精神や身体に一定程度以上の障害のある20歳未満の子供を療育している父母等に支給される手当です。
ただし、子供が児童福祉施設等に入所しているとき、子供が日本国内に住所を所有していない場合は受給できません。
■貰える金額(2020年8月現在)
1級・・・52,500円
2級・・・34,970円
住宅手当
ひとり親で18歳未満(もしくは20歳未満。自治体による)の子供を療育していて、月額10,000円以上の家賃を払っている方を対象にした手当です。
こちらは市町村独自の制度であるため、この制度を設けていない市町村もあります。お住まいの地域に確認してください。
(私の住んでいる町にはありません。泣)

医療費助成制度
ひとり親家庭が受けられる医療費の助成は市町村各自で行っているため、その対象者や助成方法等に様々違いがあります。
お住いの市町村に確認してみてください。

子どもの医療費に関しては、初診のみ510円負担。それ以降は自己負担なし。
親は通院は対象外。入院時は診療費の1割負担。最大限度額18,000円となっていました。
参考までに。
遺族年金
配偶者と死別し、その方が公的年金に加入していた場合に受け取ることのできる年金です。
18歳未満の子供と同居している方が対象になります。
支給額に関しては加入していた年金の種類や、子供の年齢等によって変わってきます。
シングルマザーへの減免、割引制度
・国民年金の免除
・国民健康保険の免除
・公共交通機関の割引
・上下水道料金の減免
・保育料の減免
・就学援助

所得税・住民税の軽減
所得税には寡婦控除(母子家庭対象)、寡夫控除(父子家庭対象)があります。(所得制限あり)
寡婦控除の場合は
住民税から26万円、所得税から27万円控除されます。
給与所得者は勤務先に申告しますが、それ以外の方は確定申告をします。
お問い合わせ先は税務署になります。
国民年金の免除
所得が無い。収入が減った等国民年金保険料を納めることが困難な場合、国民年金の免除が受けられます。
前年の所得によって
・全額免除 ・3/4免除 ・半額免除 ・1/4免除
の4つの免除区分があります。
国民健康保険の免除
所得が大幅に減少したり、病気やケガ等で国民健康保険料を納めるのが難しいという方は
保険料の免除や一部負担にすることが出来ます。
免除、減額の条件は市町村によって異なりますので、各市町村にお問い合わせ下さい。
公共交通機関の割引
児童扶養手当や生活保護を受けている世帯の世帯員が通勤にJRを利用している場合、通勤定期券を3割引きで購入出来ます。
その他市町村によって異なりますが、公営バスの料金が無料又は割引になったりする所もあります。
上下水道料金の減免
児童扶養手当を受けている世帯等は、水道料金が免除または一部負担になる場合があります。
おそらくほとんどが所得制限があると思いますが、条件は市町村によって異なりますので、各市町村にお問い合わせ下さい。
保育料の減免
市町村によって条件は様々ですが、保育料の免除や減額があります。

離婚してから卒園するまで保育園は無料で通わせて頂きました。
感謝ですm(__)m
就学援助
学校教育法において、
「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならない。」
とされています。
内容は市町村によって異なりますが
参考までに私の自治体では
・通学用品費・・・約2,000円
・スキー代(北海道っぽさ満載。笑)・・・約27,000円
・PTA会費・・・約3,000円
・修学旅行費・・・旅費負担なし
・給食費・・・負担なし
上記は全て年額です。
スキーのみ小1と小4の冬に支給
けっこう手厚いです。
年度末に学校から申込用紙を貰い、学校に提出しています。
まとめ
シングルマザーが受けられる手当や補助についてまとめてみました。
基本は全て申請が必要ですから、そういった知識を知っているか知らないかで
大きく状況が変わります。
そういった知識はしっかり勉強しておいた方が良いと思います。
参考までに、私は離婚前も離婚後もこの本に助けられました。
最後までお読み頂きありがとうございますm(__)m
ランキングに参加しています。

